母の場合 その④最終話 〜she is always with me 〜



母は、長年医療現場にいたけど、

最後を迎えるのは自宅を選んだ。


余命が半年と告げられた時、


ベテランホスト彼氏は、

彼女のお世話を本当に良くしてくれたよ。


宣告された余命より半年長く生きたのはそのおかげかも知れないな。


俺が面倒見てもらうつもりだったのに、、


と、本音を漏らしていたけどね。


亡くなる一週間前、


私は彼女と2人きりで話す事が出来た。


その時、割とビックリな事を打ち明けられた。


このマンションは売ってしまって、

お金は妹と半分にして。


と、言うから、


彼には残さなくて良いの?


と尋ねた。


そうしたら、


いいのよ、

彼には2000万預けていたんだから。


それを株でほぼスってしまった様だけど、

多少は残っているでしょうから。


と、サラッと言った後に

見たこともない微笑みの表情をうかべてた。


当時は

彼女の言葉とその微笑みを

どう解釈して良いか

全くわからなかったけど


本人がそう言うから、、


わかりました、と返事をした。


でもやっぱり、

お金が絡むと

そうスムーズには行かなかった。


母が亡くなった後は

皆んな悲しいやらギスギスするやらで

心も身体も

家族としての繋がりも

全てバラバラになった。


お互いが離れてはいても、

時間は同じように流れていく。


それぞれが普段の生活の中で起きる

苦悩や葛藤、そして喜びに向き合った。


そんな日々を過ごすうちに

悲しくてどうしようも出来なかった感情は解放されていたようで、


私達は、徐々に

お互いの気持ちに寄り添えるようになっていた。


あれから

12年、


今思うと

母は、あの時点では   

お金は、どうでも良かったんだなと。。


(だってあの世には持っていけないものね)


そんなことよりも


生まれてからずっーと

嵐の連続の様な人生だった彼女にとって


彼と過ごした数年間は


人生の中で最高に

幸せな時間だったのだろう。


あの微笑みは、 

その表れだったのだと、今は感じる。

 


5月4日が

彼女の命日。  


お墓は東京にある。


今年はこの日にはいけなそうだ。


そして、

来年は十三回忌だ。


その頃にはコロナとの付き合い方が見えているといいのだけど。。


まあ、何はともあれ、

あなたの娘で良かった。


この世が落ち着いたら伺う事にするから。


いつも見守ってくれていて

ありがとうね


お母さん✨✨✨


愛を込めて

 

♡良子♡

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